エギングのトラブル
エギングをしていると予期せぬトラブルに遭遇することがあります。
エギングではエギが海底の石や藻に引っ掛かって、根がかりしたり、他にもメインライン(PEライン)がからまってしまうライントラブルもあります。
こうした時にどうやって対処すればいいのか。
エギングで困った時にお役に立てれば幸いです。
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エギの根がかり
ここでは、エギやリーダーが根がかりしたとき、根がかりから救助する方法をご紹介します。
エギングをしていると、エギのカンナ(針)が海底の石や藻を引っ掛け、根がかりしてしまうことがあります。
他にもエギをフォールしている途中にリーダーが岩場のすき間に入って、抜けなくなることがあります。
特に、ロングステイ中はエギだけでなく、リーダーも底に沈むため、エギではなくリーダーが根がかりしてしまうことがあります。
メインラインのPEラインは摩擦に弱い。
つまり、根がかりしたときに直ぐに切れてしまうので、リーダーが必要です。
そして、そのリーダーもある程度の長さ(1m程度)ないと、PEラインが根がかりをしてしまいます。
エギが根がかりした場合は糸が切れてエギが無くなってしまうことが多く、1本500円~1000円程するエギをなくした時のショックは大きいです。
まず、エギが根がかりしたら、試してもらいたい方法があります。
エギのカンナには針が刺さったら抜けにくくなる釣り針特有の返しというのがついていません。
そのため、根がかりした方向と真逆にエギを引っ張ることができれば、エギの根がかりをはずすことが可能です。
しかし、実際に根がかりした方向と逆の方向からエギを引っ張ることは、海の中にでも入らない限り難しいと思います。
そこでやる方法が、リールのドラグを最大にまで締めて、どれだけ引っ張ってもリールから糸がでない状態にします。
次にリールで糸を巻けるだけ巻き取ります。
ピンピンに糸が張るように巻いて下さい。
そして、ロッドを投げるときのように、リールを持っている方の人差し指で糸を掛けて、リールのベールを起こします。
そして、ロッドを折れない程度に立てて、更に糸がピンピンに張った状態にします。
これ以上、糸を引っ張れません!ってくらいになったら、ベールを起こした状態で糸を掛けている人差し指の糸を離します。
こうすると、糸の反動で海底のエギが少しだけ後ろに下がります。
何度かこれを繰り返すと、エギが回収できることがあります。
私の経験では3回に1回くらいはこの方法で粘るとエギが回収出来ています。
もし、この方法でもエギの根がかりが外れなかったら、あきらめます。
その場合は、糸を張った状態で、リールのスプールという糸を巻いている所を持ちながら、ロッドを海面と平行にして、後ろに下がります。
こうすると、エギが切れてなくなるか、運が良ければエギが戻ってきます。
根がかりから外れた直後は再び根がかりしやすいです。
エギが外れたら直ぐにロッドを立てて、急いでエギを回収して下さい。
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PEラインのトラブル(予防編)
エギングをしていると糸が絡まるなどのライントラブルに1度は必ずと言っていいほど経験します。
ライントラブルにあうと、エギングはできませんし、イライラしますし、時間だけがムダに過ぎ去っていきますので、最悪です。
このライントラブルはPEライン(メインライン)で起こりやすいです。
具体的にはエギをキャスティングした時に、リールから糸がゴワゴワっとまとまって出てしまったり、知らない間に、ライン上に結びコブが出来ていたりします。
こうしたライントラブルにならないためにも、ライントラブルを回避する方法がいくつかあります。
1.PEラインを買ってリールに糸を巻きつけるときに、強く引っ張り(テンションをかけ)ながらリールに糸を巻かないとリールから糸がまとまって出てしまう場合がありますので、リールと糸を初めて買った方は、釣具店の店員さんに巻いてもらうとよいです。
2.リールのドラグが緩すぎるときもキャスティング後にリールから糸がまとまって出ることがありますので、この場合はリールのドラグをもう少し強く締めて調整してやるとよいです。
3.リールの下地に巻いている糸の量が少ない場合もリールから糸がまとまって出ることがあります。エギングで使用するPEラインは1号以下の細いラインです。リールに巻く糸の量はスプールの9割強ほど巻くとライントラブルが少ないです。特に浅溝タイプでないリールをお使いの方はリールの下地に巻いている糸の量を増やすと良いです。
4.キャスティング方法が悪くてもライントラブルが起こります。ガイドになるべく抵抗がかからないようにイメージしてキャスティングしてやることが大切です。
5.ライン上に知らない間に、小さな結びコブができていることがあります。この状態でキャスティングし続けると小さい結びコブが大きな結びコブを呼んでしまいますので、エギをキャスティングしてラインを巻いている時にラインのコブがないかを注意して見て下さい。
6.ラインコーティング剤というのがあります。どうしてもライントラブルが起こったり、ライントラブルが心配な方はラインコーティング剤というスプレーをリールに巻いている糸に直接スプレーして下さい。多少ライントラブルが少なくなった気がします。
PEラインのトラブル(対処編)
PEラインのトラブルを避けよう避けようとしても、どうしてもライントラブルにあってしまうことがあります。
ライントラブルにあったときに最も簡単な解決方法はいPEラインの結び目をハサミで切ることですが、高価なPEラインが数メートルも場合によっては数十メートルもなくなるのは勿体ないです。
結びコブができたときの対処法
小さな結びコブができているときは、結び目をほどくことができそうであれば、ほどいた方がよいですが、実際は固く結ばれてほどくことは困難だと思います。
その場合は結びコブとその周辺をツバで湿らせてから、ゆっくりと結びコブの両サイドの糸を力強く引っ張ってみます。
意外とこれで糸がほどけることがあります。
PEラインは摩擦に弱いので、糸を湿らせてやらないと摩擦で切れることがあります。
キャスティング時に糸がまとまって出たときの対処法
次に、糸がゴワゴワっとまとまって出てしまった場合です。これが一番やっかいです。
1つ1つのかたまりを丁寧にほどいていくしかありません。
この場合は糸の結びコブができていないことが多いので、無理に引っ張らず、1つ1つ丁寧にほどいてください。
糸をほどくときには、小型のアイスピックのような「おまつりほどき」というのがあります。
これを使うと少しだけ作業が楽になるそうですが、私は持っていないので使い心地は分かりません。
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[...] メインラインに結び目が出来ていた時の対処法は「エギングのトラブル」でご紹介しております。 [...]
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[…] これを繰り返すことでエギを回収できることがありますので、試してみて下さい。 詳しくは「エギングのトラブル」をご覧下さい。 […]