美食の前の厄介な壁、アオリイカの薄皮の剥き方
アオリイカの身には薄皮が付いていて、これを剥ぐのがとても難しく、厄介に感じている釣り人が多いです。
そこで、薄皮を剥ぐ方法の基本をここで説明致します。
しっかり皮を剥いで、極上のアオリイカを食べたいですね!
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アオリイカの薄皮との格闘
アオリイカの薄皮を剥ぐのは厄介で難しいものです。
それである日、「酢を使うと簡単に剥ぐことができる」と聞いたので試してみたところ…、あまり効果がありませんでした。
一度手を抜いて薄皮を付けたまま刺身にしてみましたが、アオリイカのもっちりとした食感が消えてしまい、せっかくのアオリイカが台無しになりました。
やはり王道ですが、地道に剥ぐしかありません。
アオリイカの薄皮を剥ぐのに必要な道具は、乾いたフキン(もしくは、固く絞ったフキン)、キッチンペーパー、まな板(乾いた状態を保つ)、包丁です。
薄皮を剥ぐ時に気をつけたいのがとにかくアオリイカを、真水に濡らさないことです。
真水に触れることで一気に味が落ちるので、それだけは絶対に守りましょう。
それでは、下処理を終えたアオリイカの胴の身の部分の薄皮を剥ぐ作業の解説を始めます。
1内側の薄皮を剥ぐ
端の方から乾いたキッチンペーパーなどで擦れば、少しずつではありますが薄皮が徐々に剥げていきます。
内側の皮は面倒ではありますが、きっちり作業をすれば上手く剥ぐことが可能です。
2 表側の薄皮を剥ぐ
表側の薄皮を剥ぐのは、かなり厄介な作業となります。
身の端の方から取り掛かろうにも、最初のきっかけとなる一剥ぎを取り出すことがなかなかできません。
そのため、身の裏側から包丁で切り目を入れて、そこを折り返して皮を剥ぐきっかけとするのです。
そこからはちぎれちぎれではありますが、皮を剥ぐことができますが、なかなか大変な作業です。
これはもう、アオリイカをたくさん釣って、慣れるしか方法はありません。
さて、薄皮を剥ぐのが難しいアオリイカですが、手抜きをすることで薄皮をごまかす方法があります。
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薄皮処理の手抜き方法
表側に包丁で網目を入れる
裏側の薄皮を剥ぐことはそれほど手間ではないですが、表側はかなり厄介なので剥ぐのを諦めて、細かく包丁を入れて食感をよくする方法があります。
を残した時よりも食感は雲泥の差で美味しいですが、ちゃんと剥いだ時よりも若干落ちます。
個人的には、ちょうどよいあんばいの妥協点だと考えていて、最近ではこの方法で刺身を頂いております。
お湯をかける
薄皮の部分に熱湯を満遍なくかけて、すぐに氷水で冷やします。
それをキッチンペーパーで剥ぎ取るのですが、割と簡単に剥ぎ取ることが出来るのです。
味は落ちることなく、普通にお刺身が出来上がりますが、熱湯を掛けるという行為がなんとなく受け入れにくくて、一度試しただけでその後は行っていません。
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