ショアティップランエギングのやり方まとめ
2年ほど前からショア(陸)からするティップランエギングが流行っていました。
当時の私はティップランエギングに全く興味がなく、普通のエギングをしていましたが、ここにきて新しい釣り方も覚えたいと思って、ティップランエギングについて色々と調べてみました。
実釣はまだですが、必要なタックル、ショアティップランエギングのやり方についてまとめます。
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必要なタックル
ショアティップランエギングでは、竿が最も重要です。
通常のエギングロッドはティップ(竿先の部分)がチューブラータイプのロッドを使用しますが、ショアティップランの場合はソリッドタイプのロッドを使用します。
※チューブラータイプとソリッドタイプの違い
具体的にどう違うかというと、竿がグッと曲がるのがソリッドタイプのロッドで、チューブラタイプはソリッドほど曲がりません。
竿先が曲がることで、イカの当たりをとりやすく、感度も高いと言われています。
私はアジングもするのですが、アジングで使用するロッドはソリッドタイプを使っています。
実際に使ってみると、チューブラータイプでは感じられない、魚がワームつついた時の感触や潮の流れなどが竿を伝って手に取るように分かります。
イカパンチなど、イカがエギに警戒しながらアタックした時の感触もチューブラーでは感じ取りにくいですが、ソリッドだと分かるようです。
あと、春のエギングでボトムステイを意識した釣りの場合も、ステイ中のあたりを感知しやすいようです。
通常のエギングは、シャクった時にイカが乗っていたというような感じでかかることが多いと思いますが、ティップランエギングはイカがエギに触れたと思った時に掛ける釣法になります。
通常のエギングは「シャクったらイカが掛かっていた!」ですが、ティップランエギングは「当たりがあったから掛けてやった!」という感じです。
こうしたことから、まずは感度の高いソリッドタイプのロッドが必須アイテムになります。
リールやPEライン、リーダー、エギに関しては通常のエギングのもので差し支えないです。
ショアティップランエギングができるロッドはどれ?
ショアティップランエギングをする上で、ソリッドタイプのロッドが必要と先ほど述べましたが、ソリッドタイプであれば何でも良いわけではないです。
一般的にティップランエギングは船上から釣る方法で、ティップランエギング用のロッドは船釣りを目的として作られています。
そのため、竿は短く、頑丈で重い作りになっていて、遠投する用途では開発されていません。
ショアティップランエギングの場合は、通常のエギング同様に遠投する必要がありますので、ティップランエギングができるロッドではなく、ショアティップランエギングができるロッドを買いましょう!
私が調べた限り、ショアティップランができるロッドは下記の通りです。
・メジャークラフト クロステージ
クロステージには3種類あります。
『CRX-S782EXL』、『CRX-S862EL』、『CRX-S862E』
どれも価格は1万円前後で販売されています。
竿の数字やアルファベットに注目してください、CRXはクロステージの頭文字です。
数字の前に「S」があります。これがソリッドのSを表しています。
クロステージにはチューブラータイプのロッドもありますので、購入前に数字の前に「S」がついているかどうかを確認してください。
数字自体は竿の長さを表しています。862なら8.6フィートになります。
一般的なエギングロッドの長さは8ft~8.6ftくらいですので、3種類とも長さは平均的なロッドです。
EXL、EL、Eに関しては竿の硬さを示しています。
竿の硬さ:EXL<EL<E
上記のように、EXLが最も柔らかく、Eが最も固くなります。
最も硬いといっても、Eは標準的な硬さで、あくまで3種類の中では一番硬いという意味です。
秋の子イカには、EXL,ELが適していますし、春の親イカにはEが適しています。
もちろん、Eのロッドで秋の子イカは釣れますし、EXLでも春の親イカも釣れます。
・CRX-S782EXL:Amazon 楽天市場
・CRX-S862EL:Amazon 楽天市場
・CRX-S862E:Amazon 楽天市場
・メジャークラフト スカイロード
スカイロードには2種類のロッドがあります。
『SKR-S862EL』、『SKR-S862E』
2種類とも価格は1万5千円程度で販売されています。
記号や数字に関しては、先ほど紹介したクロステージの販売メーカーが同じメジャークラフトなので意味は上述した通りです。
スカイロードの方がクロステージよりも上位モデルになっていて、より感度が上がっているそうです。
ちなみに、私はSKR-S862ELを現在ネットで注文した所です。
Eにせず、ELにした理由は、柔らかい竿を持っていなかったことと、柔らかい竿の方がより感度が良さそうだったからです。
・SKR-S862EL:Amazon 楽天市場
・SKR-S862E:Amazon 楽天市場
・メジャークラフト トルザー
トルザーシリーズからは『TZS-S862E』の1種類のみが販売されています。
価格は3万円程度です。
こちらも上述同様に、販売メーカーがメジャークラフトなので、英数字の意味は同じです。
トルザーはスカイロードの上位モデルになります。
プロエギンガーのヒロセマンがトルザーはこの感度の良さは今まで味わったことのない究極のロッドと称賛していて、本当はこっちが欲しかったんですが、予算的に無理でした。
・TZS-S862E:Amazon 楽天市場
・ダイワ エメラルダスMX
ダイワからは1本だけソリッドタイプとして、『エメラルダスMX 83M-S SHORE』があります。
価格は2万円弱くらいです。
エギングと言えばエメラルダス!という感じで、エメラルダスも欲しかったのですが、口コミを見ると、メジャークラフトの方がよりソリッド感があるとのことで、メジャークラフトを私は選びました。
エメラルダスで気をつけないといけないのは、ソリッドタイプでもボートエギングのシリーズがあります。
これは、遠投に向かないので、『エメラルダスMX BOAT』シリーズはショアティップラン用としては買わないでおきましょう。
・エメラルダスMX 83M-S SHORE:Amazon 楽天市場
ショアティップランのやり方
- フリーフォール or テンションフォールでエギを着底させる
- ワンピッチジャークジャークでジグザグにエギを狙いのタナまで上げる
- 竿を横にサビいて、エギを水平動(数回行う)
- 再びテンションフォールで着底
着底に関しては必ずしも必須ではなく、狙いのタナまでエギを沈めたら、②の動作に移ってOKです。
③のエギを水平移動は言葉だと分かりづらいかもしれませんが、糸ふけがない状態で、地面と竿を平行にして、体を半回転させると、エギが水平移動します。
これらのアクションを繰り返すことがショアティップランエギングになります。
イカが抱くタイミングは、基本的に②以外の動作中にイカは抱きつきます。
竿先が曲がったり、手元にイカが当たった感じがしたら、竿を立てて、イカを掛けてやるとフッキングに成功します。
ワンピッチジャークをシャクリに変えてもいいですが、激しいシャクリは竿が折れることに繋がるので控えめにシャクリましょう。
ショアティップランエギングの注意点
ソリッドタイプのロッドを使った事がある方なら分かると思いますが、竿先が非常に細いです。
移動の時に何かに当たったり、すると竿先が折れるくらいです。
そんな繊細な竿先なので、キャスティングの時に、糸が竿先に絡まったりした状態でキャスティングすると、最悪の場合、竿が折れる可能性があります。
キャスティングの際には、必ず竿先に糸が絡まっていないかを確認して投げましょう!
ショアティップランはどんな場所でできる?
従来の船から行うティップランエギングは、潮の流れにエギを乗せて、20m以上の深い水深でもイカの当たりをとらえる釣り方でした。
ショアティップランエギングも深場でしかできないのか?潮の流れが緩やかだとできないのか?というと、そうでもないようです。
youtubeなどで、「ショアティップランエギング」と検索すると、いくつか動画がヒットします。
何本か動画を見たところ、水深が非常に浅いシャローエリアでもティップランエギングをしていたので、問題ないと思います。
私がよく行く釣具屋の店員さんは、「ショアティップランエギングなんか誰もやってませんよ。ショアからキャスティングできる所で10m以上の深い所なんてめったにないですからね。」と言っていました。
しかし、youtubeのプロエギンガーはショアのシャローエリアで釣っていました!
誰もやっていない釣法だからこそ、スレたイカには効果があるのかな?と個人的に思っています。
ですので、ショアティップランエギングは普通のエギングと同様に場所を選ばずどこでもできると考えて問題ないと思います。
まとめ
- ショア専用のソリッドタイプのエギングロッドは必須
- ロッド以外は従来のエギングタックルでOK
- エギの操作:着底→ワンピッチジャーク数回→水平移動→テンションフォール
- 釣り場はエギングができるところならどこでもOK
ショアティップランエギングの情報が少ないのでまとめてみました。
私自身まだ、未経験で情報を公開するほどのスキルは持っていないのですが、自分の覚え書きとして投稿します。
実際にやってみて、うまくできたり、オリジナルのアクションなんかが見つかったら報告します。
操作等々で間違いがあったらコメントで教えてくださいm(_ _)m
人がやっていない釣法だからこそ、イカは釣れる!そう思うのは私だけでしょうか。
ロッドを買えるだけで、新しい釣り方できるし、イカが触った感触が味わえるなんて楽しみじゃないですか?
興味を持たれたあなたも是非、トライしてみてください。
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